コインランドリーなんて、いったいいつ来たのが最後だろう…
これからしばらく世話になるだろう。
コインランドリーには色んな人が居て、色んな人の人生が垣間見える気がする。
疲れ果てた人がパラパラと雑誌をめくっていたり、幸せそうなお母さんが子供を連れてやって来たり。
俺はどんな風に人の目に映ってるんだろう。
今までも何とかなったし、して来た。
スーツケース一つで東京に出た事に比べたら、着の身着のまま飛び出す事なんてどうって事は無い。
殺風景な部屋で暮らし、コインランドリーで洗濯をし、コンビニの弁当をかじる暮らし。
それでも、俺はいつでもそんな暮らしに戻れる。
例えどれだけ歳を重ねようと、どれほどの成功を手に入れようとも。
王様達のヴァイキングと言う漫画を勧められて読んでいる。
内容も面白いけど、俺には特別な意味を持つ漫画。
色んな事を考えながら、コインランドリーのベンチで読み耽る…