逃げ回る人生
思えば全ての事から逃げ回る人生。
あれが嫌だこれが嫌だ、あれもやりたいこれもやりたいと、色んな事から逃げ回って来た。
でも、そんな人生も良いと思う。
子供が、イジメられたから学校へ行きたくないと言えば、じゃあ行くな。
引っ越しして違う学校へ転向やれ。
俺はそう言うだろう。
子供が習い事を辞めたい、面白くないと言えば、じゃあ辞めて違う事をやれと言うだろう。
ただ、全ては自分の責任だと受け容れて生きるようにと念押しはする。
俺だってそう。
色んな事に興味がある。
趣味も、仕事も、これと言って極めたものなどなく、あちこちに興味や思考が飛ぶ。
もっと計画性を立てるようにと、よく本にも書いてある。
でも明日、いや、
この瞬間人生が終わらないという確証なんてないんだから、そもそも計画性なんて必要なんだろうか?
俺のように、逃げて逃げて逃げ回って、どうにもこうにも逃げ場所がなくなって、やっと落ち着く人生もありなんじゃないか?
逃げるとは聞こえが悪いけど、逃げるのは新しい世界の扉を開くということ。
色んなところへ逃げ回って、色んなドアを開けてるうちに、誰も開けれなかった開かずのドアを開く日が来るかもしれない。
俺に逃げ回るなと言う人には言いたい。
『俺のように逃げる事が出来ますか?』と。