江戸っ子は宵越しの銭は持たねえと昔から言うけれど、俺もそう。
カッコ良い使い方をした訳でなく、あればあるだけ使うだけ。
死に銭だろうがお構い無し。
少しはマシになったのかも知れないけれど、相変わらず金は残らない。
一つ心がけているのは、消えものに金を使うようにしようという事。
自分を着飾る身の回りのものより、人生を彩る体験や、大切な人との時間など、形には残らない消えものに金を使おうと心がけている。
どうせ死ぬときは全てこの世に置いて行くんだから。
消えものに投下するために金を稼ぐ。
相変わらず貧乏暇なし。
ブランド物に身を包む事も出来ず、何かをするにしても資金もない。
でも、決して開き直りではなく、清潔な服を身につけて、形には残らないけど心に残る事に金を使う事が心地いい。
と言っても、万が一富豪にでもなれば良い車に乗ったりするんだろうけど笑